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2008年12月

押し迫ってきましたね。

いよいよ年越しですね。私は紅白を見ながらゴロゴロしています。

昼間は友人に会っていました。一人は私の過去を知っている友人、もう一人は私が逮捕された前日に会っていて、それ以来会っていなかった友人でした。その友人は私の過去を知りません。本当に久しぶりに会ったのですが、ご家族みんなで「元気だった?」と暖かく迎えてくれました。

そんな人達と接しているうちに、過去のことなんてどうでもよく思えてきました。本当のことを話せないのは確かに辛いことだけど、この人達の人生にとって私の過去なんて直接関係無いし、話す必要の無い、知らなくても知らせなくてもいいことなんだと思いました。結局、私自身が過去に対して必要以上にこだわっているだけなのかもしれない。忘れてしまうことはいけないけど(忘れられるわけはありませんが)、みんなに会えなかった数年間に友人達はそれぞれ私のことを気にかけていてくれた、そして私はまた元気な姿でみんなに会えた、そしてみんな再会を喜んでくれた。

うまく言えませんが、それでいいんじゃないかと初めて思えました。年の終わりにこのような気持ちになれたことはよかったのかな。

それでは皆さま、どうか良い新年をお迎えください。このブログはまだまだ閲覧数は少ないですが、来年もちょくちょく更新させていただきます。ご質問に対して私なりの考えですが、またお答え出来れば幸いです。どうぞよろしくお願いします。

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ああ年末年始。

私は今日で仕事納めでした。今月は非常に忙しく、約半年間働けなかった分まで働いたような気分です。

今年は(も?)いろいろありました。派遣先が変わり心機一転頑張ろうと思ったら私のことを知っている人が職場にいた為に過去を告白しなければならなかったり、事故で痛い目に遭った上にそのことで仕事を辞めざるをえなかったり、再就職に苦労したり、まったく未経験の職に就くことになったり。

思えばもう出所して1年半が経とうとしています。出所後2回目の年末年始を迎え、「これが普通の年末年始なんだな~」と改めて感じています。拘置所で1回、刑務所で3回の年末年始を過ごしました。拘置所では12時まで起きていてもよかったのですが部屋の電気は消され、静かに布団の中で紅白のラジオを聴いていなければなりませんでした。刑務所では3回とも独居でした。テレビで紅白を見ながらお菓子を食べ、生まれて初めて年末年始を一人で過ごしました。暖房も無く、布団にくるまりながら見た紅白。寂しいと言うか空しいと言うか、まさかこんな風に過ごすことが自分の人生にあったとは思ってもみませんでした。

来年はどんな年になるでしょうか。何事も無く、平穏無事に過ごしたいです。でも派遣だしな~。怖いな~・・・。

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新たな悩み

昨日、私が事件を起こして以来まったく連絡をとっていなかった友人と、電話で話すということがありました。

たまたまそのようなことになったのですが、その友人は私と連絡がとれたことを非常に驚き、喜んでくれました。私の服役中に転勤になり地元を離れ、結婚もしていました。

当然、事件のことも刑務所に入っていたことも友人は知りません。事件前に住んでいた家を訪ねたとも言っており、申し訳ない気持ちになりました。こんな私のことをずっと気にかけていてくれていたことは嬉しいのですが、とても複雑です。私はその友人にはもう連絡をしないつもりでいたからです。結婚していることは人づてに聞いていたので、私のような元受刑者と親交があっては良くないと思っていたからです。他にも同じ理由で連絡をとっていない友人が何人もいますが、その友人達も呼んで正月休みに会おうと言うのです。

はっきり言って迷っています。事件前まで親交があった友人達とまた会うことが、みんなにとって、私にとって良いことなのか。連絡が途絶えていた間、何処で何をしていたのかということに対して、また嘘をつかなければならないことも心苦しいというか罪悪感がありますし、真実を話す必要はありませんが仮に真実を伝えたとしたら、みんなどんな反応をするのか。真実を知っている数名の友人のように、こんな私でも受け入れてくれるのだろうか。

私はどうするべきなのでしょう・・・。

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一年で一番豪華な時期

年末年始、刑務所では受刑者にとって楽しみな日々が続きます。まず23日の祝日にお菓子が出て、25日のクリスマスにはケーキが出て、27日は集会でお菓子が出て、年末年始の休みには毎日お菓子とジュースが出ます。31日は年越しそばとしてカップ麺も出ますし、元日には簡単ではありますがおせちと雑煮、三が日は毎日白いご飯とミカンが3個。普通の食事も少し豪華になり、人気メニューが集中して出ます。

長期の休みには毎日午前、午後にビデオが流され、結構最新のものもあります。31日の大晦日は唯一0時まで起きていることが許され、紅白を見ながらお菓子を食べたりしたものです。

この時期、受刑者それぞれの性格が出ます。お菓子が支給されてすぐに食べてしまう者、大晦日までの分をとっておいて紅白を見ながら数日分を食べる者(私)、休みの間ずっと我慢して最終日に一気に全部食べる者。休み明けまでこっそりとっておいて、それが見つかって懲罰になる者も結構います。

今頃はみんな楽しみで、毎日「どんなお菓子が出るのか?」「どんなビデオが流されるのか?」と、その話題ばかりしていることでしょう。

でも、今年は過剰収容と予算の関係でお菓子のレベルが下がるかもしれません。

ちなみに、新年最初の風呂にはバスクリンが入れられ、ちょっと嬉しいです。

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タダ飯食らい?

新しい仕事にもだんだん慣れてきましたが、昨今のニュースでは「企業の派遣切り」が毎日報道されています。私の派遣先は製造業ではないのですが、派遣という立場に変わりはないので、やっぱり不安です。

そんな中、とあるネットの掲示板に、「今の世の中、企業では派遣社員や契約社員の解雇が問題になり生活に困っている人達が沢山いるのに、刑務所にいる受刑者は悪いことしたくせにそんな心配もなく毎日タダ飯食っているのはズルい」というようなコメントがありました。腹いせ、八つ当たりなのでしょう。確かに受刑者は病気になろうと懲罰になろうと食事や寝る場所は保障されていますが、決してみんながタダ飯を食っているわけではありません。毎日刑務作業をし、僅かながらの「作業報奨金」という収入もあります。刑務作業で得た収入は刑務所の運営費にも充てられていますし、集会のときに食べる菓子も作業報奨金から自腹で出しています。悪いことはしましたが、タダ飯を食っていると言われる筋合いはありません。

この不景気と受刑者の増加で刑務作業の量も減っているらしいです。刑務所にも影響はあるのです。

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独居と雑居どちらがいいか。

以前、私の受刑中は独居生活が長かったと書きました。3年近かった受刑生活のうち、雑居と二名房での生活は約8ヶ月だけでした。

独居、雑居共メリット、デメリットはあります。独居のメリットは、なんと言っても一人になれることです。工場で嫌な人間関係があっても、部屋に戻れば誰に気を遣う必要もありません。すべて自分のペースで生活することができます。雑居のほうがいいと言う人もいましたが、私にとって独居は非常に快適で、救いでした。

雑居でのメリットは、私にとっては本の貸し借りができるのでたくさん読めるってことくらいでした。基本的に日用品のやりとりは禁止なのですが、ちり紙などが無くなってしまったときに借りることができたりするので、お金の無い人は雑居のほうがいいかもしれません。あとは、話し相手がいるので退屈しないで済むこと、嫌いなおかずをもらうことができることくらいですかね。

協調性があって人間関係をうまくやっていける人であれば、雑居のほうがいいかもしれません。しかし私にとって、雑居生活はデメリットのほうが圧倒的に多かったです。一人になれる時間がまったく無い、四六時中周りに気を遣わなくてはならないことがストレスになる、週番やいろいろな役回りがあって面倒、イビキがうるさい、寝相の悪い人の隣だと睡眠を邪魔される、テレビを観るのもアンケートで決めなければならない、などなど。私は中央計算だったので工場でも舎房でも同じメンツで気が抜けないということも嫌でした。基本的に私は他人との共同生活には不向きなので、本当に嫌でした。そんな生活の中で、精神的におかしくなりかけていた私を支えてくれた人には、今でも感謝しています。

どっちがいいかは人それぞれですが、雑居にいる人達の多数が「独居に移りたい」と言っていました。集団行動が基本の刑務所生活で、一人になれるということはやはり貴重なのです。

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