寒いですね。
先程、函館少年刑務所で作っている刑務作業品のニュースを見ました。「獄」のマークが入った前掛けでした。黒羽刑務所で作っているものは地味なものばかりですから、人気があるものは無いでしょうね・・・。
最近は朝晩本当に寒くなってきました。黒羽もさぞかし寒いだろうと思います。もう今の時期だと「教育的処遇日」は辛いだろうな~。一日中部屋の中で動くことも出来ず、本を読むとか勉強するとかしか出来ませんからね。夕方になると、手足の先、膝が冷たくなって、布団に入ってもなかなか温まりません。膝に毛布を掛けていてもいいのですが、あまり意味は無かったです。
冬場は軍手、モモヒキ上下、冬用靴下が支給されます。軍手はしないよりは多少マシですが、軍手ですから縫い目はスカスカ、効果はあまりありません。私はほとんどしませんでした。モモヒキ上下はメリヤスと呼ばれています。これを着用すると、一気に歳をとってしまったような気分になります。自費で購入することも出来ます。購入したものの方が暖かく、色はラクダ色です。靴下も支給されるものより自費購入したものの方が暖かいです。こういうところで、刑務所でも金がモノを言うのです。
私は乾燥肌で、冬場でなくても唇の皮が剥けてしまうのですが、薬用リップなどあるはずもなく、医務回診のときにワセリンをもらって塗ることしかできませんでした。これは何もしないよりは効果がありましたが、唇がベタベタになって気持ちいいものではありませんでした。
私が入所して2年目の冬、刑務所内でインフルエンザが流行りました。その予防として、受刑者全員にマスクが配られました。それから毎年冬になると、工場内で作業するときにはマスクの使用が義務付けられました。これが非常に鬱陶しかったです。
冬場の食事は、口に入るまでの間に冷たくなってしまいます。麦飯も冷えて堅くなっていたので、いつもみそ汁をかけて食べていました。たまにパンも乾燥して固くなってしまっていました。他のおかずも冷たく、焼き魚は元々堅いものが更に堅くなってしまい、とても食べにくかったです。汁物はぬるくなってしまうこともよくありました。唯一、いつも暖かかったのはお茶だけです。
暖房ですが、聞いたところによると山形以北の刑務所に行けば結構ガンガンに効いているらしいです。黒羽にも暖房と呼ばれるものが各部屋にありますが、ほとんど意味の無いものです。工場には石油ストーブが置かれますが、これも無いよりはマシというくらいのものでした。傍に寄って暖をとることは禁止されていましたし。
冬場になると毎年、「あぁ、俺は今、罰を受けているんだなぁ」という気持ちがヒシヒシと湧いてきたものです。
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